介護の事

入浴中、特に洗ってもらうという事もない。

ただ、危険な姿勢を取らずにいるか否かだけを見ていてもらうだけである。

自分は当然、全裸であるが、男性介護師は濡れないようにビニル製のエプロンを付け、これまた当たり前に湿度の高い浴室の隅に控えている。

これがイヤだった。

全裸の自分を見ている仕事はさぞかしイヤだろうなと思いつつ、痛みに耐えながら、縮みあがり(これまた見られているようで余計に情けなく、、、)、早くこの時間を終わらせたい思いを持ちつづけながら、一方で、シャワーといえども、気分がいい時間を浴室の持ち時間いっぱいに使いたい思いがあり、結局は早く終わらせようとした時間であった。

 

自分は、自分でできたのだが。

当然、何から何まで、介護の必要とされる方々がいる。

介護というものを間近に見る機会でもあった。

そして、興味をおぼえたのである。